インタラクティブ広告はなぜ広告主とってメリットがあるのでしょうか

今回はインタラクティブ広告とはどんなものか、またその効果の高さについてご説明します。

Avatar Harriet Pan Social Marketing Manager 2018-12-18

広告ノイズや、Instagram、Facebook、YouTubeなどのソーシャルメディアプラットフォームを埋め尽くすコンテンツに対処すべく、様々な組織が数種類のインタラクティブ広告などを用いた、多様なテストを行っています。

インタラクティブ広告は、何らかの形で消費者が広告へ関わりを持つ広告であり、他の広告フォーマットとは性質を異にします。例えば、広告を補完するアクションとして、モバイルで広告のQRコードをスキャンすることで、ARエクスペリエンスを提供したり、ミニゲームをプレイできるプレイアブル広告などがあります。

インタラクティブ広告はより洗練された広告フォーマットであることから、より多くの広告キャンペーン費用がかかります。そうにもかかわらず、他の媒体よりもインタラクティブ広告を選ぶべき理由は何でしょうか。その理由は単純で、より高いROIが得られるからです。

インタラクティブ広告のメリット

インタラクティブメディアの有効性ですが、驚くべき統計結果が出ています。 Magnaの最近のレポートによると、インタラクティブビデオ広告は、非インタラクティブ広告と比較した場合、マーケティングメッセージを視聴する時間が47%も増加することが分かっています。

出典元URL: https://www.magnaglobal.com/wp-content/uploads/2017/10/Magna.IPGLab-The-Interactive-Effect.compressed.pdf

視聴者がオンライン動画を再生しなくても、インタラクティブな選択肢があれば、非インタラクティブ広告と比較して、広告の記憶率が32%高くなることがわかっています。同リサーチによると、これにより購買意欲が9倍以上も高まる可能性があり、また、性別、年齢、産業に関係なく、同様の傾向がみられるということです。

また、インタラクティブ広告のコンバージョン率はより高くなっており、広告の視聴によりインストールが促されていることがうかがえます。インタラクティブ広告のコンバージョン率は従来の動画広告の3倍、プレイアブル広告の場合はコンバージョン率が7倍程度に上がる可能性があるというエビデンスも存在します。

さらには、インタラクティブ広告を視聴した後に、ゲームをインストールしたプレイヤーは、結果的にゲームにより多くの費用を費やす可能性があるという点も挙げられています。これは、インタラクティブ広告ではより多くの情報が得られるため、インタラクティブ広告の視聴後にゲームのインストールを決心したプレイヤーは、よりゲームプレイに精通しているために、より多くのお金を費やす可能性が高くなるという事実に基づいています。しかし、現時点では、この理論を裏付けるハードデータはまだ十分にありません。

全体的に見た最大のメリットは、ブランド認知とブランド想起の向上を見込めることです。どんな広告クリエイティブにおいても、オーディエンスが広告を楽しめば楽しむほど、ブランドの想起率は高くなります。

このことをまさに証明するのが、インタラクティブ広告です。インタラクティブ広告が従来の広告よりも長時間ユーザーの注目を引くという事実は、広告視聴後のブランド想起のレベルに直接的に相関しています。Magnaの調査によると、インタラクティブ広告では、非インタラクティブ広告と比較しブランドの純粋想起は8%程度高く、助成想起(たとえば、後に続く広告や広告の一部分を表示する)も10%程度高くなることが明らかになっています。

出典元URL: https://www.magnaglobal.com/wp-content/uploads/2017/10/Magna.IPGLab-The-Interactive-Effect.compressed.pdf

インタラクティブ広告はなぜそれほどに効果的なのでしょうか。

インタラクティブ広告はなぜ消費者の関心をそれほどまでに効果的に集めることができるのでしょうか。まず第一に、静止画バナーや動画広告よりもはるかに魅力的な体験を提供できることが挙げられます。

インタラクティブ広告は、ブランド認知を高めるだけでなく、消費者に対し時間をかけて楽しむことができるコンテンツを提供し、よいインパクトを与えることができるのです。他のマーケターによる調査では、マーケティング担当者の88%はインタラクティブコンテンツが競合他社とのブランド差別化に効果があると回答したことがわかっています。

インタラクティブ広告の流行はモバイルゲームから始まりましたが、ゲーム以外の多くのブランドでも、ARVRなどのフォーマットを使った実験的な試みが行われるようになってきています。多くの消費者にとって、積極的にブランドストーリーに関わり、フィードバックを送ったり、完成度の高いコンテンツを利用できることは非常に魅力的に映ります。車の購入前にバーチャルで試乗できたり、Michael KorsFacebookでのサングラスフキャンペーンのように、衣料品をバーチャルで試着できたりするような、実用的なインタラクティブ広告は特に人気があります。

Michael KorsFacebookでバーチャルでサングラスをかけることができるキャンペーンを実施

人気のあるインタラクティブ広告は?

プレイアブル広告

プレイアブル広告は、大手のモバイルゲームのパブリッシャーによく利用されることから、現在最も有名なインタラクティブ広告フォーマットとなっています。この広告フォーマットでは、視聴者がキャラクターを操作したり、シンプルなパズルを解いたりできるようにすることで、ゲームのダウンロードを促しています。

インタラクティブエンドカード

インタラクティブエンドカードは比較的新しい広告フォーマットで、視聴者は広告に表示された3Dイメージの中で動き回ることがができます。インタースティシャル広告や全画面広告のVR版のようなものと考えるとよいでしょう。

 

AR広告

AR(拡張現実)広告は、視聴者がカメラやスクリーンを使って、バーチャルアイテムを現実世界に重ね合わせてみることができる広告フォーマットです。Snapchatは、他に先駆けAR広告を導入したソーシャルメディアプラットフォームです。ARイメージ自体は、プリント広告で10年ほど前から用いられていましたが、AppleARKitGoogleARCoreなどの開発によって、より手軽に作成できるようになりました。

AR広告の利点の一つは、看板や屋外ディスプレイ広告などの物理的な広告フォーマットと連携させることができることです。Heinekenは次のようなボトルそのものが広告になるAR広告を実施しています。

 

VR広告

多くの場合においてVRの課題となるのは、最高のエクスペリエンスを提供するために、ハードウェアを必要とすることです。ヘッドセットを必要としない最も一般的なVRフォーマットは360度動画で、視聴者は映像の角度を自由に変え周囲を見渡すことができ、まるで動画の中にいるような感覚を楽しめます。大手ゲームパブリッシャーのSupercellは、Clash of ClansClash Royaleといったゲーム向けの広告で360度動画をいち早く導入しました。動画をフル視聴する場合はYouTubeモバイルアプリを使わなければなりませんが、下記にご紹介する広告の一部でもイメージをおつかみ頂けることかと思います。

 

インタラクティブ広告へのシフト

インタラクティブ広告はまだ登場してから日が浅いものの、効果をすぐに得やすく、クリエイティブキャンペーンに多く利用されていることから、今後急速に普及する広告フォーマットになることが見込まれています。

インタラクティブ広告によってコンバージョン率、エンゲージメントレベルやブランド想起が改善するというエビデンスもあり、プラスの効果が得られることは明らかです。また、今後さらに多くのパブリッシャーがインタラクティブ広告を試験的に運用するために、同広告のフォーマットを提供するアドネットワークも増えていくことでしょう。

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