GameAnalyticsはVoodooのヒットモバイルゲームの発掘とリリースにどのように貢献しているのでしょうか

ここ数年の間に、多数のハイパーカジュアルゲームのヒット作を生み出しているVoodoo。2016年以降でApp Storeトップ20にランクインした同社のゲームは15本以上にもおよび、もはやVoodoo自体がハイパーカジュアルジャンルとみなされるほどの急激な成功を収めています。

Avatar GameAnalytics Success Stories 2019-02-06

プレイヤー数

10億超

従業員数

120

プラットフォーム

iOS およびAndroid

チャレンジ

ゲームを初期の構想から試作段階を経て、成功的なローンチまで導くことは、実績のあるゲームスタジオにとってさえ困難な作業です。 特にハイパーカジュアルゲームは比較的寿命が短く、よりチャレンジングなジャンルです。データ分析により最も成功する可能性の高いタイトルを見定め、コアとなるゲームプレイのループを最適化していくことが、Voodooのようなパブリッシャーが同ジャンルで継続的な成功を収める上でのカギとなるでしょう。

ソリューション

VoodooはGameAnalytics、初期のフェーズのゲームにおける予測分析に活用しています。D1/D7の継続率などのKPIをレビューすることで、毎月収集する数百ものタイトルの中から、最も有望な新作を迅速に選出しています。また、VoodooはGameAnalyticsが収集するデータから要となるフィードバックを掘り起こし、パートナーに、各タイトルのコアメトリクスとゲームプレイを改善における実用的なアドバイスを提供しています。

Voodooについて

昨今のモバイルゲームの市況に注目すると、App Storeの人気ジャンルとされるカテゴリーに興味深いシフトが起こっていることにお気づきになるでしょう。現在最も話題性のあるハイパーカジュアルは、比較的短時間でリリースが可能で、単純なコアループで短時間のセッションをプレイし、主に広告を収入源とする、フリートゥプレイタイプのモバイルゲームカテゴリーです。

ここ数年でVoodooはハイパーカジュアルヒット作を次々とリリースしました。2016年以来でApp Storeランキングのトップ20入りを果たした作品は15タイトル以上に及び、もはやVoodoo自体がハイパーカジュアルジャンルとみなされるほどの、急激な成功を収めています。同スタジオの効率的なデータドリブン型の戦略が明らかに功を奏し、成功の源となっていることがうかがえます。

ランキング上位を席巻

CEOのAlexandre Yazdi氏は、ロンドンで開催されたCasual Connect Europeでのスピーチにおいて、「Voodooの業績は好調そのもので、2018年以内に10億ダウンロードを達成する見込みとなっています。」と語り、また、「Voodooのプロセスにこれといった秘密はなく、マインドセットと働き方に重きをおいたことが成功のカギとなりました。」とコメントしています。こうした方針が大ヒット作にどのように生かされているかを見ていきましょう。

すべての始まり

もともとVoodooは自社でゲームの開発とリリースを行う小さなチームとしてスタートしました。自社開発作品であるBoolとQuiz Runが市場でよい成果を出せなかったことをきっかけに、Voodooはモバイルゲームのパブリッシングプロセスを研ぎ澄ますための模索を始めます。UAと収益化における戦略の最適化をたゆむことなく行い、そこから得たラーニングを存分に活用することで、Voodooはより洗練されたアプローチを体得し、2016年に初の大ヒット作となるPaper.ioをリリースしました。

Paper.io: Voodoo初の大ヒット作。2016年末の発売以来、のべ2000万回以上ダウンロードされている

「開発者は、自分にとって魅力的なだけでなく、世界中の人々がプレイしたいと思えるようなゲーム作りにフォーカスしなければなりません。」

VoodooのパブリッシングエキスパートであるHugo Peyron氏は、ゲームパブリッシングにおける成功の秘訣は「生き残りをかけ、ユーザー獲得に関する知識を増やし、微調整を行い、マネタイズを行ったことにあった。」と語っています( 2017年のインタビューで、初期のVoodooについてより詳しく知ることができます)。

最初の数作品のリリースにより、Voodooは2つの教訓を得ました。第一に、パブリッシャーが成功を収めるためには、ゲームマーケティングのあらゆる分野で実践的な経験を得ることが肝心であり、次に、自社タイトルだけではなく他社のタイトルも巻き込んでいくことで、ユーザー獲得とマネタイズに関する知識を最大限に活用できるということです。

パブリッシングビジネスへの移行

そうした中で、Voodooは活躍のフィールドを変え、これまでの学びをより広い市場に生かしていく決断を下しました。スケール拡大のために、彼らはまずGoogle Playストア上でスクレイピングを行うことができるスクリプトを作成しました。これにより、何千ものスタジオの詳細をすばやくまとめ、アウトリーチキャンペーンを実施しました。

2017年以降の初期のVoodooのヒット作: Snake VS Block、Stack Jump and Rolly Vortex (名称記載順は左から右)

こうした効率的なアプローチと、GameAnalyticsによるデータ収集と分析を組み合わせ、VoodooはFight Listと呼ばれる新作ゲームの発掘に成功します(D1/D7のKPIが有望であったことが主な決め手となりました)。同作品は、瞬く間に各アプリストアでの大ヒット作となり、40カ国以上で首位の座に輝きました。ここで注目すべき点は、Voodooはゲームを収集するという戦略を行うことで、開発とレビューのプロセスの無駄を省き、複数のタイトルを同時リリースする上での商業的リスクを最小限にとどめているいうことです。 

ポテンシャルを見極める

単にゲームをプレイするだけでは、ヒット作となるか否かを予測することはできません。最大のポテンシャルを持つゲームを見極めるカギとなるのは、データ分析です。VoodooはGameAnalyticsを活用し、日々複数のスタジオへユーザーレベルでのアクセスを行い、データのレビューを行っています。同社がターゲットするのは主にD1継続率が50%を超えるタイトルです。

GameAnalyticsのおかげで、パートナースタジオのタイトルの継続率を仔細に把握できています。私たちが求めているのはより高い数値です。もし継続率が低いタイトルがあれば切るほかありません。」

低継続率のゲームのほとんどが切られる一方で、今後の成長が期待できる優れたコンセプトを持つスタジオはコアゲームプレイ要素を改善するための協議を与えられます。Voodooは、GameAnalyticsにより重要なKPI(そして、ゲームエラーログでさえも)を把握し、ダイヤモンドの原石を掘り起こし、磨きをかけることで世界を牽引する存在となったのです。

 

ポートフォリオの追跡

ゲームがリリースされた後は、GameAnalyticsのRest APIによるカスタムインテグレーションにより、GameAnalyticsのデータを自社のダッシュボードにフィードすることで、Voodooチーム全体で進捗状況を追跡しています。

トップチャートを賑わすVoodooの作品の数々:Knock Balls、Paper.io、TwistyRoad(左から右)

こうしたプラットフォーム内では、プロダクトマネージャー、ゲームデザイナー、パートナーの開発者さえもがGameAnalyticsを利用し、ポートフォリオ全体で各ゲームのライフサイクルを定期的に監視および最適化することができるのです。

Voodooからのコメント

「Voodooでは毎月何百ものゲームのレビューを行っています。GameAnalyticsから収集するデータにより、今後のトレンドを予測し、明確な作品ガイドラインを定め、継続率を高めるための機能や、ユニークなアイディエーションプロセスなどでパートナーを支援しています。」

「パブリッシャーの仕事に魅力を感じる部分の一つは、優れた開発者のタイトル最適化し成功に導くための力添えを行っていけることです。多種多様なGameAnalyticsのSDKとカスタムAPIを自社のプラットフォームに統合することで、インサイトやフィードバックをパートナーと共有し、コンサルティングプロセスを合理化しています。データの活用は、あらゆる判断や十分な情報を基にした意思決定決定において極めて重要であり、当社の成功に不可欠なものとなっています。」

 

Hugo Peyron, VOODOOパブリッシング・エキスパート

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